AGA治療の現場において患者様から最も多く寄せられる不安の声の一つが治療を始めたのに抜け毛が増えたという初期脱毛に関する相談ですが医師の立場から申し上げますとこれは薬が正しく効いているという極めてポジティブなサインです。医師が教える初期脱毛が起きた時の正しい心構えについて詳しく解説します。初期脱毛は医学的には休止期脱毛の一種と考えられており治療薬によってヘアサイクルが正常化する過程で一時的に起こる現象ですが多くの患者様がこの時期に不安を感じて自己判断で服薬を中止してしまうことが治療失敗の最大の原因となっています。まず理解していただきたいのは初期脱毛で抜ける髪はそもそもヘアサイクルが乱れて寿命が尽きかけていた髪であり遅かれ早かれ抜ける運命にあったものでこれらが一気にリセットされることで新しく太い髪が生えるスペースが確保されるという代謝のプロセスが進行しているのです。この期間の正しい心構えとしては抜け毛の本数を数えてストレスを溜めることは百害あって一利なしでありストレスそのものが血管を収縮させ髪の成長を阻害する要因になり得るためなるべく気にしないように過ごすことが肝要です。また初期脱毛の期間中であっても洗髪を控える必要はなくむしろ頭皮を清潔に保つことは新しい髪の成長にとって不可欠ですので優しくマッサージするように洗い毛穴の汚れを落とすことを心がけてください。もし脱毛が半年以上続く場合や頭皮に炎症やかゆみを伴う場合は薬剤が合っていない可能性や別の脱毛症を併発している可能性も考慮する必要がありますので速やかに主治医に相談することが望ましいですが通常の初期脱毛であれば必ず終わりが来ます。治療を信じて継続することがAGA克服への最短ルートであり初期脱毛はこれから生えてくる健康な髪のための準備期間であるという認識を強く持ち長い目で治療効果を見守る姿勢を持っていただくことが成功への鍵となります。